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服育コラム

第12回 シューズ

靴はスーツやネクタイに比べれば目立たない存在ですが、靴を疎かにした身だしなみはどこか締まりが無く、「画竜点睛を欠く」になりかねません。

靴に対する日本人と欧米人の価値観の違い

日本人と欧米人とでは靴に対する価値観がだいぶ異なるようでして、それぞれに10万円を渡してこれでひと通りのビジネスウェアを揃えなさいと命ずると、日本人はまずスーツ、シャツ、ネクタイを揃え、残ったお金で靴を買いますが、欧米人は予算の大半をまず靴に充て、残ったお金でスーツやネクタイを買うのだそうです。両者のこの違いは、家に上がるときは靴を脱ぐ日本人と、靴を脱ぐのは風呂に入るときと寝るときだけという欧米人のライフスタイルの違いが少なからず影響しているのでしょう。

靴に関してはこんな話もあります。着ているスーツが1万円でも履いている靴が5万円ならばスーツも5万円に見えるけれど、10万円のスーツを着て1万円の靴を履くとスーツまで1万円に見えてしまうのだとか。引き合いに出した金額はあくまで例えだとして、要は靴に一番お金をかけなさいということなのでしょう。

スーツには紐靴

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スーツを着たら紐靴を履く。この一事をぜひ実行していただきたいものです。スーツの重厚感を支える足元が紐無しのローファーでは少々役不足。余談ですが、欧米でスーツにローファーを履くビジネスマンは「ちょっとの手間を惜しむ面倒臭がり屋」というレッテルを貼られてしまうそうです。確かに、ローファーには「なまけ者」という意味がありますからね。

わが国では靴の脱ぎ履きが多いこともあってか、着脱が容易な紐無しの靴が好まれる傾向にあります。これを合理的選択というならばそれはその通りですが、なるべくなら紐を結ぶ手間を面倒がらずに紐靴を履くことをお勧めします。あるいは折衷策として、甲部をバックルで留めるデザインが特徴のモンクストラップシューズを選んでもよいでしょう。

手入れをしながら上等な靴を長く履く

靴は、中級程度のものを数多く揃えるよりも、上等なものを2~3足持ち、手入れをしながら大切に長く履くほうが賢明です。黒とダークブラウンの紐靴を1足ずつ、それに前述のモンクストラップシューズがあればたいていのビジネスシーンに対応できます。

「足元をすくわれない」ために

最後に、靴は一日履くごとに磨いて手入れをし、2~3日は休ませましょう。どんなに上等な靴を履いていても、履きっぱなしの汚れ放題では「足元を見られ」「足元をすくわれる」ことになりかねませんのでご注意を。