こころを育む衣服 服育

  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求
  • 検索
  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求

服育コラム

第8回 ジャケット+スラックス

ジャケットとは

ジャケットとは、スラックスと共生地で作られたスーツの上着を除く替え上着の総称であり、正しくは「オッドジャケット(替え上着)」 あるいは「スポーツコート」と呼びます。その中でも、金属製ボタンとパッチポケット(ポケットが外側から貼り付けてある仕様)を特徴 とするジャケットがブレザーです。ブレザーには、英国海軍の制服を起源とする説と、英国のボートレースのユニフォームを起源とする説 とがあるのですが、いずれが正統であるかの議論はこの際置くとして、ブレザーが<英国紳士のスポーティなユニフォーム>としてこの世 に誕生したことは間違いないといえるでしょう。

ジャケットの着こなし

さて、ジャケットの着こなしですが、スーツと違って上着だけの単品ですから、当然下に合わせるスラックスが必要です。このような組み 合わせを「セパレートスタイル」といいます。ジャケットとスラックスのコンビネーションがポイントであり、それが不得手でジャケット を敬遠してしまう人も少なくないようですが、<上下同濃><上淡下濃><上濃下淡>の3パターンさえマスターすればジャケットの達人 になれます。

02_01

<上下同濃>~ベーシック

<上下同濃>は、濃紺のジャケット+ダークグレーのスラックスのように、上下を同じような濃さの色で揃えるというスーツに近い感覚の 組み合わせです。最もベーシックなコンビネーションであり、ジャケット入門編として最適です。スーツに準ずるビジネスウェアとしても 活用できます。

<上淡下濃>~カジュアル

上下同濃のスラックスはそのまま、ジャケットをライトグレーやベージュに替えてみると<上淡下濃>の組み合わせになります。上下同濃 に比べてカジュアル感が増すため、週末や休日のTPOにお勧めです。

<上濃下淡>~スポーティ

濃紺のような濃い色のジャケットに、ベージュやライトグレーのような明るめの色のスラックスを組み合わせるのが<上濃下淡>です。ア クティブでスポーティな着こなしは誰からも好印象をもって迎えられるはず。特に濃紺のブレザー+カーキ色のチノパンツ(地厚で丈夫な コットン素材のスラックス)の組み合わせは、<永遠の定番>として幅広いTPOに対応できます。若々しさが持ち味のコーディネートで すから、シャツは白あるいはブルーのボタンダウン(衿先をボタンで身頃に留めるデザイン)がイチ押し、ネクタイをするならボタンダウ ンシャツと相性が良い2色使いのストライプ柄、足元はスリップオンシューズ(紐無しタイプ)がよいでしょう。

基本を押さえたら、さあ、ジャケットにトライしてみましょう!