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バトンバッグ活用レポート(兵庫県立舞子高等学校)
- No.:
- バトンバッグ活用レポート
- 学校名:
- 兵庫県立舞子高等学校
舞子高等学校は2024年に、卒業生がデザインした制服にモデルチェンジしました。学校をイメージする色を織り込んだオリジナルタータンチェックは、決定までに何度も試織を繰り返したこだわりのチェック柄です。
この最終決定までの過程で試作した生地を無駄にすることなく活用したいと、舞子高等学校ならではのバトンバッグの取り組みを行うことになりました。もちろんバッグの縫製は福祉事業所が担い、バッグのバトンを渡された生徒達は思い思いのアップサイクルに取り組みました。
今回取り組んだのは、家庭科の選択科目を受講している2,3年生の生徒達です。「制服検討に使用された生地を『自分に』または『家族に』心を込めてアップサイクルする」というテーマのもと、冬休みの課題として取り組みました。
↑ 3年生「保育基礎」 発表の様子
冬休み明けの発表では、「自分のために、ずっと使わないで置いていたリボンを使って自分好みにアレンジした」という生徒もいれば、「祖母がデイサービスに行く時に使って欲しいと、祖母が好きなお花を毛糸で作り、祖母が昔作ったパッチワークを使ってアップサイクルした」という生徒など、裁縫が得意な生徒も不得意な生徒もそれぞれに工夫しながら思いを込めて取り組んでくれたようです。
友達の取り組みを聞くことも参考になったようで「誰かのためにものづくりをする楽しさ」を感じてくれたようですし、自分達は着ることのなかった新制服とのつながりを持つこともできたようです。
↑ 2年生「ファッション造形基礎」選択者の皆さん
↑ 試作柄をバトンバッグに活用
トップ画像は、3年生「保育基礎」選択者の皆さんです。