服育in北九州 みんなで考えよう服エコ 「服育セミナー + 反毛工場見学」「反毛工場見学 + フェルト手芸体験」
- 日時1:
- 2012年10月12日(金)「服育セミナー + 反毛工場見学」
- 日時2:
- 2012年10月13日(土)「反毛工場見学 + フェルト手芸体験」
- 会場1:
- 北九州市 環境ミュージアム 実習室
- 会場2:
- (有)エス・イー・ピー九州事業所
- 対象:
- 小学生高学年以上、大人も参加できます。
- 定員:
- 各日18組
- 参加費:
- 無料
- 主催:
- 服育研究会
- PDF:
- イベント詳細
- PDF:
- イベントレポート(10月12日)
- PDF:
- イベントレポート(10月13日)
服育in北九州 みんなで考えよう服エコ 「服育セミナー + 反毛工場見学」「反毛工場見学 + フェルト手芸体験」
大人も子供もみんなが毎日着ている服について、見つめ直してみませんか?
誰がどこでどのようにして作っているのか?いらなくなった服はどこに行くのか?
毎日着ているのに、知らないことがたくさんあって驚きます。
「服育in北九州 みんなで考えよう服エコ!」ではいらなくなった服を”わた”にする反毛工場見学を舞台に、 楽しみながら服とエコのつながりについて考えていきました!
「服育セミナー + 反毛工場見学」2012年10月12日(金) レポート講師:「お天気と服とエコ」 気象キャスター 松井 渉 氏
お天気キャスターの松井さんのお天気と服と環境セミナー!(北九州市 環境ミュージアム 実習室)
楽しくってためになる気象キャスター松井渉氏の講演「お天気と服とエコ」、その後は古着の反毛工場・服育リサイクルセンターの 見学は驚きの連続でした。身近な衣服を着る時、処理する時どのようにすればいいのか、様々な観点から学ぶことができました。
今年のお天気
九州を拠点に気象キャスターとして活躍されている松井渉氏に「お天気と服とエコ」と題しご講演いただきました。
この夏は平年より暑い日が多かったようで、最高気温が35度を超える猛暑日が北九州で2日、福岡で10日ありました。6月~8月の平均気温は平年より0.7度高かったようです。
紫外線の影響と衣服
また紫外線も近年問題視されています。紫外線の中でもUV-Bは、一部が地表に到達し日焼けを起こしたり皮膚がんの原因となります。UV-AはBほど有害ではなりが、長時間浴びた場合、健康影響が懸念されます。
紫外線量に関しては、夏場をピークに春から初秋まで多く、快晴の日はもちろん薄曇りの日でも多くの紫外線がふりそそいでいます。
特に近年は「子ども達には紫外線を浴びさせない方がよい」ということになってきていて、小さな子たちが紫外線を遮るタレ付帽子をかぶっている姿をよく見かけます。オーストラリアやニュージーランドでは、衣服の紫外線遮蔽効果を表す指標としてUVF(UV Protection Factor)があり、紫外線から身を守る衣服を選ぶ指標が示されています。
進む温暖化
猛暑や暖冬が問題となる年が多く、また長いスパンで見てみても地球全体の気温は確かに上がってきています。この100年で世界の平均気温は約0.7度上昇しました。気温が上昇すると、空気中の水蒸気量が増加し大雨の頻度が増え、台風が発達しやすくなります。
「21世紀末の天候」は、気温の上昇や夏場の降水量の増加、豪雨の増加、非常に強い台風の増加など、私達の生活に大きな影響を与えそうなお天気の変化があるのではないかとのことでした。
「服育について」 服育研究会 有吉 直美
服育の概念とともに「環境」「社会性」分野における具体的な活動内容についてご紹介させていただきました。
服育リサイクルセンター見学
セミナー後は、場所を服育リサイクルセンターへ移し、古着として回収された衣服がどのようにリサイクルされるのか見学しました。
衣服のリサイクルについての説明を受けた後、実際にリサイクルを行っている現場へ入りました。着なくなった服をそのまま捨ててしまえばただのごみですが、きちんと分別してリサイクルすることで自動車の内装材などに生まれ変わります。
講師のご紹介
- 松井 渉
- 気象予報士、技術士(応用理学部門)、 福岡大学非常勤講師
京都大学大学院理学研究科
地球惑星科学専攻修士課程終了。
現在、NHK福岡放送局「ぐるっと8県九州沖縄」の気象キャスターとして活躍中。
「反毛工場見学 + フェルト手芸体験」2012年10月13日(土)レポート
古着→リサイクル綿 服育リサイクルセンター見学
古着のリサイクルを行っている「服育リサイクルセンター」を見学しました。
スタッフから古着リサイクルの現状やどのようにしてリサイクルされるのかについて話を聞いた後、工場見学しました。服を機会にセットする体験もしながら、リサイクルされる様子を学びました。
リサイクル綿→フェルト小物 リサイクル手芸体験
「古着→綿」になる工程を見学した後は、同じように一枚のセーターから作られたリサイクル綿を使ってフェルト手芸体験をしました。好きな色の綿を選び、針でちくちくと刺して綿をフェルト化していきます。色もデザインもオリジナルな楽しいテントウムシがたくさん出来上がりました!
制服の一生」すごろくで衣服のライフサイクルを疑似体験!
服の一生(原料→輸送→縫製→着用→リユース・リサイクル・廃棄)について楽しみにながら学ぶことのできる「服の一生」すごろくを体験しました。みんなでサイコロをころがしながら楽しく学びました。
CO2ベストで衣服の環境負荷について体感!
衣服がライフサイクルの中でどれだけCO2を排出しているのかCO2のおもりをつけたベストを着用して、その重さ(大きさ)を体験しました。
学校での服装について考えました!
学校で自分が着ている服はもちろん友達が着ている服について感じていることを書き出してもらいました。
普段何気なく着ている服を改めて考えるきっかけになりました。