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服育活動レポート

東京服育研究会2016「大人の服育」レポート

大人の服育 ~「着る」から「装う」へ~

大人の服育 ~「着る」から「装う」へ~

No.:
第5回東京服育研究会 定期セミナー
日時:
2016年11月11日(金)16:00-18:00
場所:
新宿NSビル 30F(ルーム3・4)
参加費:
無料
主催:
東京服育研究会
PDF:
発表会詳細
メインセミナー:
大人の服育 ~「着る」から「装う」へ~

メインセミナー/大人の服育 ~「着る」から「装う」へ~講師:ファッションプロデューサー/しぎはらひろ子  ブランドプロデューサー/たかぎこういち

1.「着る」と「装う」の違い(しぎはら先生)

私達は相手の姿を見てその人の印象を判断していますが、自分も人から「見られている」存在であるとは思っていないものです。

誰もが着用している衣服は印象を左右する大きな情報源であり、つまり私達は衣服の持つ印象を身にまとっていると言えるのです。

服を暑さ寒さから身を守るために「着る」だけでなく、服が持つそれぞれの「ことば」を知り「装う」ことが社会人として求められているのです。

公的な場での服は全てオフィシャルウェアであり、その人の役職や社会的な立場などを表しています。教師にとっては学校での服装がオフィシャルウェアであり、個人の自由時間であるプライベートウェアとは違う服の選び方が必要なのです。

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2.衣服は所作を支配する(しぎはら先生)

和服を身に付けると、物を取る時自然と袂に手を添えます。着るものによって自然と立居振舞が変わるように、装いが内面に及ぼす力の大きさは、心理学でも実証されています。

古来より日本人は「衣に魂を込める」という概念のもと、「装う事によりさらに精神力を高める」という衣装文化を大切にしてきました。

しかし近代化の中で洋装文化を取り入れる際、洋装文化の持っていた精神的な部分「装いは教養である」について理解せず表層だけを取り入れてしまったことで、衣服については「ファッション=おしゃれ」という認識が一般的になってしまったのです。tokyo2016report_2

3.男性版服の選び方について(たかぎ先生)

女性に比べて男性は衣服に対する興味が薄い方が多いのですが今回はTPOを場面に合わせて10段階に分け、各段階に合わせたアイテムをリスト化した「たかぎ式T.P.O.フォーマル度別アイテム一覧表」を紹介します。こちらをベースに自分の目的に合わせてアイテムを揃えてもらうことによって外れの無いコーディネートになります。また、男性からのファッションに関して質問で多い「何をどこで買っていいのかわからない」という質問にもこちらの一覧表を参考にしてもらえれば無駄な買い物が減ると思います。

スーツに絞ってみますとブランドによって性格やイメージが違いますのでマトリクスを参考に選んでもらえればと思います。ちなみにカジュアルであろうがフォーマルであろうが日本で販売されている衣服のクオリティは世界でもトップクラスです。tokyo2016report_4

4.内面に相応しい外見で「最高の好印象」を(しぎはら先生)

単なるおしゃれではなく、最大限に力を発揮するようオフィシャルウェアを着こなすためには、

内面に相応しい外見で存在感(個性)をマネジメントすることが大切です。

例えば自分の教師としてのコンセプトを決め「〇〇な私に見えるか?」を毎朝鏡でチェックするようにするとよいでしょう。

アイテムを選ぶ際にはネクタイの柄の意味(レジメンタルタイは所属する連帯や大学などを表している)や色によるイメージや顔映りの違い等を知っていれば、よりその場に相応しく魅力を伝える服装を選ぶことができるでしょう。

また清潔感も大切な要素です。しみやしわのない清潔な服装であることはもちろん、口臭や爪がきれいであるか確認するなど細かな部分への配慮が、あなたの好印象へとつながるのです。tokyo2016report_3

講師のご紹介

しぎはら ひろ子
しぎはら ひろ子
ファッションプロデューサー、ファッションエデュケーション協会代表理事

東京都生まれ。デザイン教育の名門、神奈川県立神奈川工業高校産業デザイン科卒業後、松下通信工業の研究開発職に就く。22 歳でファッション業界に転職し、ファッションデザイナー、アパレル企業コンサルティングファームを経て、1983 年ミストグレイ・ファッションプランニングを設立。シューズブランド「JERRY BEANS」の立ち上げ、「SHIBUYA109」・「JR 東日本(アトレなど)」・「ベルメゾン」など、ブランド戦略・プロデュース、商品企画、マーチャンダイザーなどの育成を行う。これまで8 万5000 人以上のアパレル販売員・スタイリストの服飾指導をしている、【服飾戦略】の第一人者でもある。近年は、経営者・政治家・弁護士・医師・作家など、セルフブランディングで差別化を必要とする個人への服飾戦略スタイリングを行っている。ファッションをロジカルに説明できる服飾専門化として定評があり、TV・雑誌など各メディアで幅広く活躍中。

講師のご紹介

たかぎ こういち
たかぎ こういち
ブランドプロデューサー、ファッションエデュケーション協会理事

海外ブランドの日本進出に数多く関わり、フォリフォリジャパンとの合弁会社役員としてAnya Hindmarch等の海外ブランドを国内にて成功させる。

ロサンゼルスプレミアムデニムブームやメッセンジャーバッグブームの創出、第1回東京ガールズコレクションの開催にも参画する等、国内外で幅広く活躍。

アメリカのFashion Image Instituteの講座や国内外の関連書籍からメンズスタイリングを体系化したシックスポインツメソッド(6PM)を完成し高い評価を受ける。

著書に「オロビアンコの奇跡」「超入門 日・英・中 接客会話攻略ハンドブック」がある。

質問コーナー Q&A

事前に参加者の方々から頂いた日常の服装に関する質問についてしぎはら先生とたかぎ先生より専門的、具体的に

アドバイスを頂きました。

具体的な質問へのアドバイスは、参加者の皆さんにとっても服装について改めて考えるとい機会になったようでした。

参加者の感想

中学校教諭

ファッションというものが自分の好みというだけでなく、対人という視点から自分自身の服装を考えることができました。そこから“自分”を作っていきたいと思います。

高等学校教諭

講師の先生方のお話、資料や質問の解説などとてもよかったです。学校での生徒指導はもちろん、自分自身の身だしなみにも今以上に気を使っていきたいと思いました。もっともっとお話を聞きたいと感じました。

中学校教諭

お話の一つ一つに、ああそうだな、と納得できました。出勤前に鏡を見る時、自分に似合うかどうか?を見ていましたが、「どう見せたいか」「どう見えるか(どんな人)」も考え、服をコーディネートしていきたいと思います。