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服育活動レポート

子どもを守り、育て、伸ばす衣服の力

子どもを守り、育て、伸ばす衣服の力

子どもを守り、育て、伸ばす衣服の力

No.:
第7回 京都服育定期セミナー
日時:
2014年10月25日(土)
表彰式:
第一回 京都服育標語ポスター表彰式
セミナー:
服育標語に見る子どもたちと通学服
セミナー講師:
服育研究会 有吉 直美
パネルディスカッション:
子どもを守り、育て、伸ばす衣服の力
コーディネーター:
京都服育研究会 長屋博久
パネリスト:
京都府教育委員会学校教育課総括指導主事 松元伸祥 京都市立開晴小・中学校(東山開晴館)校長 初田幸隆 (一社)日本青少年育成協会 教育コーチング認定コーチ 元京都市立中学校PTA連絡協議会副会長 田中純子
会場:
こどもみらい館4F第一研修室
主催:
京都服育研究会
PDF:
セミナー詳細
PDF:
セミナーレポート

第一回京都服育標語ポスター表彰式

服育標語を通して自分達の通学服を考えようという取り組みに、京都府下の生徒さん、保護者の方、先生方などから1400 通以上ものご応募をいただきました。

厳正なる審査の結果各賞を決定し、「服育研究会賞」受賞作品についてはポスター化いたしました。

【ポスター化作品/京都服育研究会賞】
通学服 着くずすよりも 着こなそう / 京都市立伏見中学校 2 年生 辻 日向子さん

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【京都府教育委員会教育長賞】
みださない 私の心と 身だしなみ / 京都府立城南菱創高等学校 2年生 岩川 晃久さん

【京都市教育委員会教育長賞】
制服に 刻む私の 三年間 / 京都市立桃山中学校 1 年生 柳澤 伶果さん

【京都服育研究会特別賞】
着こなしは 自分を変える 第一歩 / 京都翔英高等学校 1 年生 藤田 祥伍さん

【佳作】
制服は 知らない間に 語ってる / 京都府立東稜高等学校 1 年生 大國 明弘さん

制服で 君の心が まるわかり / 京都府立須知高等学校 2 年生 大塚 明日香さん

「ダサイ」のは デザインじゃない 着方のせい /
京都府立洛北高等学校附属中学校 1 年生 土屋 恵里さん

制服は 着方で変わる 人の目が / 京都市立双ヶ丘中学校 2 年
生 赤坂 美於さん

着こなしで 君の意欲が あらわれる / 京都市立桂中学校 1 年生 藤田 一希さん

制服着 地域の思いも 身に着ける / 京都市立京都御池中学校 2 年生 増渕 玲子さん

制服は 私の相棒 大切だ / 京都市立久世中学校 2 年生 木下 莉子さん

きいてみて その制服は 泣いてない? / 京都市立旭丘中学校 3 年生 原田 由和さん

制服が 小さくなったと 母が笑む / 東山中学校 2 年生 伊原 荘太郎さん

母親の 青春時代を 身にまとう / 京都光華高等学校 3 年生 加藤 百合香さん

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服育標語に見る子ども達と通学服講師:服育研究会 有吉 直美

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「私の通学服」というテーマで標語の募集をして改めて気づかされたのは、子ども達は通学服に様々な思いを抱いているということでした。

友達にきれいに着て欲しいと願っている子、仲間と制服と共に過ごした3 年間を大切に思っている子、気分をオンにする制服の役割の実感している子、親への感謝を感じる子等々、たった17 文字ではありますが、標語の取り組みを通して毎日着用している通学服の存在を再認識することができたのではないでしょうか。

パネルディスカッション「子どもを守り、育て、伸ばす、衣服の力」講師:【コーディネーター】 京都服育研究会 長屋博久

【パネリスト】
京都府教育委員会学校教育課総括指導主事 松元伸祥
京都市立開晴小・中学校(東山開晴館)校長 初田幸隆
( 一社)日本青少年育成協会
教育コーチング認定コーチ(元京都市立中学校PTA連絡協議会副会長)田中純子

子どもたちのために衣服(通学服)はどうあるべきか、パネリストの先生方と会場の参加者の方々一緒になって考えていきました。

まずは制服への各人の思いや賛否について聞きました。「学生服が好きだ」という質問には、会場のほとんどの方が「はい」と回答。中には自分の高校の時の制服が紹介された新聞記事を、今でも大切にとっているという先生もおられました。

続いて「学生服の役割について考えよう」と題したパネルディスカッションの中では「制服は教室の空気を変え、学ぶ場を作る力を持っている」「体操服のまま着替えずに過ごしてもいいことにしたら、学校に落着きがなくなった」など、衣服の力を感じさせる現場の声を知ることができました。

数年前に新たな小中一貫校として開校した学校の先生は、新しい学校としての一体感と広い地域から児童・生徒が通ってくるので小学生から制服を制定したとその意図をご紹介くださいました。

「学生服の可能性は?」という問いについては、「制服は学校生活の様子を表している」「子ども達と制服は必要か議論していくことでその可能性を広げることができるのでは」「大人が込めた思いをきちんと伝えて行くことが大切」と、その可能性を広げる様々な視点を示していただきました。

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