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制服の一生を見てみよう

縫製:原田繊維株式会社/プリーツ加工、スカート縫製

縫製:原田繊維株式会社/プリーツ加工、スカート縫製

会社名
原田繊維株式会社(兵庫県)
仕事内容
プリーツ加工、スカート縫製
  • 学校制服に欠かせないスカートのプリーツ加工及びスカート縫製を行う縫製工場。1945年の創業以来、企業理念である「良い品を より楽しく 約束を守る」のもと、一折一折、一針一針、一裁一裁を大切に取り組んでいます。より楽しい服づくりのため、“SHINKA”をテーマに、製品、生産、流通などの改革に取り組むと共に、やりがいを持って楽しく働ける環境づくりにも取り組んでいます。

制服ができるまで

  • ➀ 生地を裁断します
    無地の場合は自動裁断機(CAM)で裁断します。柄生地の場合は裁断する場所が変わるとプリーツに折った時の柄の出方が異なってしまうので、一枚一枚柄を確認しながら手作業で裁断しています。裁断した部分は糸がほつれないようにロックミシンをかけ、裾上げをします。

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    ➁ プリーツの型紙データも社内で作成しており、学校ごとにプリーツの形や本数は決まっているので、ヒップサイズによって幅を調整するなどして誰が着ても見た目は同じに見えるよう工夫しています。
  •   型紙も学校ごとに異なるため、型紙の保管場所は工場の5分の1を占めています。
  • ➂ プリーツをかけます
    型紙に生地をはさみます。柄生地の場合は、柄の出方を確認しながら型紙にはさみます。

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  • ④ 釜に入れ生地の混率や厚みにより条件を調整しながら加工します。釜の中では真空と蒸気の状態を繰り返すことによって、はさみ込んだプリーツ型を生地に定着させます。
    また、形状記憶に優れたシロセット加工を行うこともあります。
    プリーツ加工できた生地はプリーツがばらばらにならないようしつけをし、この状態で納品するものについては、検品して出荷します。

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  • ⑤ スカートに縫製し、検査・出荷します
    プリーツ加工された生地に必要な印を付けて裁断し、縫製していきます。スカートは10~20のパーツに分かれており、「脇ロック→ウエスト出し→脇縫い→ポケット付け→ベルト付け」の順に縫製していきます。柄物だけでも年間約5万着ものスカートを縫製しています。
    縫いあがったら縫製仕様書通りにできているか確認し、仕上げのアイロンをかけ、検針機をかけてから出荷します。

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もっと詳しく見てみよう

サステナブルな取り組み

  • ・井戸水の利用/敷地内にある井戸水を循環させながら活用しています。
  • ・紙の再生利用/型紙は約100回使うことができますが、その後は再生利用にまわしています。
  • ・ゴミ削減/生地のロス率が少なくなるよう、裁断の仕方を工夫しています。

働く人からのメッセージ


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    <縫製・プリーツ加工などを担当するHさんとHさん>
    普段着ではなく礼服でもある衣服を作っていると思っています。制服でTPOや身だしなみの整え方など学んで欲しいですね。
    学生の皆さんの体に合ういいものを作りたいと思っています。