こころを育む衣服 服育

  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求
  • 検索
  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求
  • 制服の一生を見てみよう
  • 紡績:日本毛織株式会社 印南工場/ユニフォーム素材(スクール、ビジネス)や一般アパレル向け生地の製造

制服の一生を見てみよう

紡績:日本毛織株式会社 印南工場/ユニフォーム素材(スクール、ビジネス)や一般アパレル向け生地の製造

紡績:日本毛織株式会社 印南工場/ユニフォーム素材(スクール、ビジネス)や一般アパレル向け生地の製造

会社名
日本毛織株式会社 印南工場(兵庫県)
仕事内容
ユニフォーム素材(スクール、ビジネス)や一般アパレル向け生地の製造
  • 1896年の創業以来、日本の繊維産業をけん引する日本毛織は、糸からの開発・製造技術を有し、一貫生産体制を強みとする日本最大の毛織物メーカーです。
    印南工場では、岐阜工場で作られた「糸」を「生地」にする工程を担っています。確かな技術力と世界各国から導入した最新設備によって、豊かな衣生活を支えています。

生地ができるまで

  • ➀ 経糸を揃えます(整経/せいけい)
    生地を織るために、まずは経糸(たていと)の準備をします。5000本もの経糸を揃えて整経します。

  • クリックで再生
  • ➁ 緯糸を打ち込み織ります(織絨/しょくじゅう)
    織機にかけ替え、緯糸(よこいと)を打ち込んで織っていきます。様々な種類の織機がありますが、空気の力で打ち込む最新の「エアジェット織機」では毎分700本もの緯糸を打ち込み高速で織ることができます。

  • クリックで再生
  • ➂ 生地を洗います(洗絨/せんじゅう)
    生地は、毛玉ができるのを防ぐため不均等に伸びている毛羽を焼いたり、汚れを落とすために洗ったりします。洗いは、汚れを落とすだけでなく、風合いの基礎を作ります。
  • ④ 染めます(反染/たんぞめ)
    生地を染めます。ウールは100度くらいで染まりますが、ポリエステルはそれ以上の温度が必要ですので、生地によって温度や圧力を調整しながら染めていきます。
    反染の後は乾燥し、生地によって毛羽を一定の長さに刈りそろえ色や柄をより鮮明にする剪毛(せんもう)をします。
  • ⑤ 仕上げをします(蒸絨/じょうじゅう)
    蒸して仕上げをします。高温の蒸気で蒸すことで、織物のゆがみやシワを取り除くアイロンがけのような工程です。
  • ⑥ 最終確認をして出荷します
    反物の巾や長さ、色相や傷などについて機械と人の目の両方で最終検査し、基準に合格したものにだけ「NIKKE」の刻印を押し出荷します。

サステナブルな取り組み

  • ガスコージェネレーションシステム/使用電力の約3割をガス燃料で発電、発電時に出る熱を温水にして有効に活用しています。
  • 染色機の工夫/オリジナル仕様の染色機で、品質向上に努めています。

働く人からのメッセージ


  • クリックで再生
    <風合いを管理する整理課のKさん>
    制服が届くまでには長い工程がありたくさんの人が関わっていることを感じてもらいたいです。また、制服をさわってもらえれば風合いの違いが分かると思うので、ぜひさわってみてください。

    <染色を管理する反染課のTさん>
    ブラッシングなどの簡単なお手入れをすれば、3年間きれいに着用できると思います。そのように大事に着てもらえるのはやっぱり嬉しいですね。