こころを育む衣服 服育

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もったいない MOTTAINAI

もったいない今昔

もったいない今昔

日本語にしかない美しい表現の「もったいない」。今と昔、さまざまに工夫の違いはあっても、かわらないのは「ものを活かしきる」ということ。

「ものを活かしきる」今と昔の工夫を「衣」「食」「住」「エネルギー」の視点から見てみました。

「衣」 衣服をごみにするなんてもったいない


ケミカルリサイクル
ケミカルリサイクル

使い終わったポリエステル繊維製品を新しいポリエステル繊維製品にするリサイクルです。回収されたポリエステル製品を裁断し粒状にして色を抜きポリエステル原料であるDMTまで戻します。そのDMTを使って再びポリエステル糸を作るのが「繊維to繊維」のケミカルリサイクルです。


裂き織
裂き織

古くなって着ることができなくなった着物を細く裂き、それを糸のようにして織り上げていく織物です。使い古した木綿を裂いて織るため丈夫で雨風を通しにくいという利点もありました。

「食」 食べ物を捨てるなんてもったいない


生ごみ処理機
生ごみ処理機

生ゴミは家庭から排出される可燃ごみの約半分を占めると言われています。その生ゴミをゴミにしないための生ゴミ処理機にはバイオ式(微生物が生ゴミを分解)や乾燥式(ヒーターで乾燥)などの方法があり、処理された生ゴミは有機肥料としてガーデニングなどに利用することができます。


米の利用
米の利用

人々の生活を支えた米はその生産過程や流通過程の中で出るさまざまなものがすべて大切に利用されていました。米を脱穀した後にでる藁は、わらじなどになったり家畜小屋の敷き藁として利用されました。また藁やもみは燃やして燃料にし、その後にでる藁灰は肥料として使われました。ぬかはぬか漬けなどに利用されました。

「住」 自然の力を使わないなんてもったいない


太陽光発電
太陽光発電

太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを受けて太陽電池モジュールが発電した電気をパワーコンディショナによって家庭で利用できる電気に変換して使うシステムです。昼間に発電した電気は家庭で利用し、余った電気は電力会社が買い取ってくれます。


庇、すだれ
庇、すだれ

日本の家屋は光と風の入る大きな窓を持つ開放的な建物です。ひさしや簾で夏の強い日差しを遮りながらも、風を家の中に取り込み涼しく快適に過ごすことができる工夫です。

「エネルギー」


バイオマスエネルギー
バイオマスエネルギー

建築廃材などの木質の有機物や、メタン発酵させた食品廃棄物から出るメタンガス、木材パルプを製造するときに出る廃液を濃縮した黒液というものなどもエネルギーとして利用されています。

>※薪などの木材資源、堆肥と緑肥、家畜の糞尿や家庭からでる生ゴミに由来する資源のことをバイオマスエネルギーと言い、石油、石炭といった化石燃料にかわる注目されています。


行燈
行燈

江戸時代の灯りは、菜種油やいわし油を使う行灯でした。菜種油は、植物栽培による循環型のエネルギーですから環境に配慮した燃料と言えるでしょう。しかし一般に庶民はそれよりも安いいわしから絞ったいわし油を使っていたようですが、これはかなり臭かったようです。なによりも夜、暗くなったら寝る、ということが一番の環境配慮だったのでしょう。

では、今私たちにできる「もったいない」には何があるのでしょうか?「もったいないと衣服の3R」という観点から考えてみましょう。