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お知らせ

接客

こんにちは。企画スタッフの西です。
昨日、京都へ出張に行く際に、電車の中で読もうと駅の売店で『東洋経済「通販の力」』と言う雑誌を買いました。
色々な通販の商売形態について書いてあって、面白かったです。
その中で特に興味を持ったのが、スイカの通販のお話。スイカは熟して甘みを増してくると、身が割れてしまい、1/4とか1/2とかの切り身で販売するスーパー等では見た目が悪い為に売れないとのこと。
それがネット通販になると、『何故身が割れているのか!』の説明が十分に出来る為、身が割れているスイカの売れ行きが良いとの事。
スーパーでは十分な説明が出来ない為、見栄え重視の商品が並んでしまうのですねぇ~。
昔は、八百屋のおじさんが「今日はスイカがお買い得!甘いよ~!」なんて、色々アドバイスしてくれていましたが、利便性やコストダウンやなんやで、そんなプロフェッショナルな接客も減ってしまいましたね。


接客を減らせば、その分の人件費が確かにコストダウンできます。しかし、お客さんが「今、○○が旬!」、「カタチは悪いが、この方がおいしい。」等のプロ並みの知識や情報を持っていれば、確かに「お買い得」ですが、そんなお客さんはほとんどいません。つまり、お客さんはコストダウンの代わりに情報を『損している』のでしょう。どっちが高い買い物なのかな?
「服の販売も同じだなぁ~」と、感じてしまいました。
英国では、注文服(テーラー)屋さんの事を「ビスポーク(bespoke)・テーラー」と呼ぶそうです。
これは、お客さんと色々なお話(服以外の趣味や仕事などの話とか・・)をしながら、そのお客さんに本当に必要で、そのお客さんの為になる服を作りあげる事から、そう呼ばれるそうです。
ただ単に注文されたモノを機械的に作るのではなく、プロフェッショナルとしての「アドバイス」を服に込めるのでしょう。
既製品を販売しているショップも同じ。そんな「本物の接客」をしてくれるお店は、お金を払う価値がある。
何でもかんでも「イイ感じですね~。」、「こんな感じが流行ってますよ~。」と、知識も情報も薄く、売る為だけに適当に言っているように聞こえる接客だと、気に入った商品があっても買う気が失せてしまいます。
『服を売る限り、服のプロなんだから、もうチョット勉強しようよ~。』って、この頃よく思います。
同じ服の業界で生きる者としては、寂しい限りです・・・。