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お知らせ

日本と中国とアメリカ

皆さんこんにちは。企画スタッフの有吉です。
如月(2月)に入りました。如月の語源は、寒さで着物を更に重ねて着る「着更着(きさらぎ)」からきたと言われています。麻や絹でできた布を重ねただけで寒さを凌ぐなんて、今の私たちには想像できませんね。
さて、そんな私たちの生活について考えさせられるメールが届きました。
私たちの会社の上海スタッフから届いたメールなのですが、改めて気づかされるものがあったのでご紹介させていただきます。
昨年夏、リーマンショック前に久しぶりにアメリカへ行きました。
アメリカはすばらしい国家ですが、エネルギーの浪費に関しても世界トップレベルと実感。
公共交通機関は発達しておらず、車無しでは生活できない。LAのような都会でも、70過ぎても運転しなければ生活できない。
どこに行っても完璧すぎるほどエアコンが効き、洗濯後は乾燥機が常識。
日本はエコという面では、アメリカよりずっと進んだ国だと思います。
それでも中国からたまに戻ると、日本も贅沢に慣れている部分が多いと思いました。
事務所の中など、セーターでは汗ばむほどの暖房。外を歩いている格好でお店に入れば、頭がボーッとするほど暖かく、ちょっとした買い物でも、コートを脱がずにはいられない。
中国の上海あたりでは、冬に暖房を入れる習慣がなかったので、今でも事務所の中ではカーディガンが要ります。
自宅でも、厚着をするのは常識。お店の中もコート着用のまま買いまわってもちょうど良いくらい。
また、昨年から環境保護のため、スーパーやコンビニではビニール袋をくれなくなりました。欲しいときは別にお金を払います。利に聡い中国のこと、ビニール袋代の節約は一気に普及し、今ではお出かけは必ずエコバック持参です。
便利なこと、快適なことに慣れてしまうと、少しでも不便だと当初は不快に思うものです。
しかし慣れてしまえば、人間大体のことには適応できるもの。
その国その国で常識が違うのですが、皆が少しずつの不便を我慢すると、大きなエネルギー節約につながります。
アメリカがオバマ大統領就任をきっかけに、それに気づいてくれることを祈ります。

全ての便利さが当たり前すぎて私たちは鈍感になってはいないでしょうか?
その全てを否定するわけではありませんが、「もったいない」とともに「ありがたい」と感謝する気持ちは忘れたくないですね。

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