こころを育む衣服 服育

  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求
  • 検索
  • 教材ダウンロード
  • 各種応募申込み
  • お問合せ資料請求

お知らせ

エシカルを着るって?

皆さんこんにちは。企画スタッフの有吉です。
寒い日が続いていますね~。
昨日は私の家の周りでも朝起きると雪景色!庭の木々や花も寒さのあまりキュッと縮こまっているように見えました。
寒中なので寒いのは当たり前とはいえども、今年の集中的な雪の多さはちょっと怖い感じです。
まだまだ寒波は続くようですので皆様お気をつけください。
さて、最近読んだオルタナという雑誌に「ファッション×CSR エシカルを着よう。」という特集が組んでありました。
ここのところ専門誌ばかりではありますが「エシカル」という言葉を目にする機会が増えてきたように思います。
「エシカル」とは「倫理的、道徳上」という意味で、環境保全や社会貢献を考えた消費「エシカル・コンシューマリズム」として紹介されることが増えてきました。
環境のことはもちろん、社会を構成する誰もが幸せになれるような消費をしようということで、
原材料に関わる人や自然、ものづくりに携わる人や自然、消費し衣服であれば着用する消費者、そしてそれを最終的にどのように処理するのかということろまで考え、ものづくりを組み立てて消費していこうということです。
スーパーなんかでも時々目にするようになったフェアトレードの商品なんかは、まさにこれですね。
(フェアトレード/fair trade 公正貿易、途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形体)
適正な価格とは何か、本当にものを大切にしながら使っていくというのはどういうことなのか、消費者である私たち一人ひとりが考えなければならない取り組みです。
確かに価格が高めなことが多いので、ついつい安価な商品を選びがちになってしまいますが、単に価格の比較だけでなく、なぜそれが高いのか(安いのか)その仕組みを想像する力が必要なのではないでしょうか。
そのためにも最近の環境授業などでもよく強調してお話している「ライフサイクル思考」が重要になってくると思います。
ひとつのものを作るために「誰が、どこで、どのようにして、どのような環境の中で」ものづくりを行っているのかを知らなければ、何が本当にいいものがジャッジすることもできなくなってしまいますよね。
服は特に素材にしてもものづくりの工程にしても子ども達の生活から遠く、想像しがたいものになってしまっているので、この点については食などよりもより深刻かもしれません。
エシカルというムーブメントが単なる流行や、余裕のある人々の取り組みだけに終わらず日本に根付いて欲しいですね。
まあ、まずは日本人の私たちにしっくりとくる訳語が生まれてくればもっともっと広がるのにな~と思います。
堅苦しいエシカルではなく、皆がハッピーになる楽しい○○○(←日本語訳)が広がりますように(*^_^*)
fukuiku110118.jpg